「消火設備」と「消防設備」の違いをご存じですか?
消防設備関連 豆知識
「消火設備」「消防設備」という言葉を聞いたことはありますか?
この似ているふたつの言葉ですが、実は意味合いがすこし異なるのです。
まず、「設備」を抜いて考えてみましょう。
消火と消防。
このふたつは明確に違うことが明瞭になるかと思います。
ただの「消火」と「消防」の場合です。
消火とは→火を消すこと。
消防とは→火災の発生を予防・警戒すること。
厳密にいえば消防にも火を消すこと、という意味が含まれてはいますがふたつの言葉をそれぞれの持つ意味で比較しようとするとこうなると思います。
ではここに「設備」を戻してみると、どうなるでしょうか。
消火設備とは→火を消すための直接的な手段、設備
消防設備とは→火災の発見や避難誘導等も含む総合的な設備。
つまりは消防設備の中の項目のひとつに消火設備も含まれるのです。
消防設備の中には大きく分けて3つが存在しています。
・消火設備
・警報設備
・避難設備
上記の通り、消防設備の中に消火設備が入っているのでなんとなく似て見える言葉ですが、実はそれぞれ異なったことを示しているのです。