クリスマスカラーの消火器といえば…!
いざというとき役立つ、かも?安全雑学
クリスマスが間近に迫った今週ですが、クリスマスカラーの消火器があることはご存じですか?
以下連想ゲームのようなものなのですが、お付き合いいただけると幸いです。
消火器といえば、一般的に真っ先に思い浮かべるのは赤だと思います。
これは消火器の色として消防法で決まりがあるからです。
緊急時に目立って発見しやすくする狙いかあります。
そのため、消火器の本体の表面は25%以上赤くなければならないのです。
ただし、住宅用の消火器は赤でなければならない理由はないので、様々な色やキャラクターを用いてインテリアに馴染みやすかったり、愛着の湧きやすいデザインししていたりという場合もございます。
では、「クリスマスカラー」といえば、何色を思い浮かべますか?
多くの人は「赤」と「白」。もしくは、「赤」と「緑」。
なのではないでしょうか?
筆者が冒頭で触れた「クリスマスカラーの消火器」とは、「「赤」と「緑」の消火器」のことです。
二酸化炭素消火器、というものがあります。
主に火災時に守るものが、美術品や電気設備の設置されている場所に設置されます。
筆者は展示会で見たことがあります。
赤は先ほど説明をしました消防法で決められている色。
そして緑はガスの法律に絡んできます。
二酸化炭素消火器はその名の通り、二酸化炭素を用いて消火を行うための消火器です。
詳しく書きすぎてしまうと長くなりますので簡潔にお伝えいたしますが、二酸化炭素の場合、ガスの法律では本体表面の緑色でなければいけません。
居酒屋等の飲食店でもたまに緑色のガスボンベを見かけませんか?
消防法での「赤」とガスの法律での「緑」両方がかかって結果的に二酸化炭素消火器はクリスマスカラーになっているわけです。
かなりインパクトのあるヴィジュアルですし、設置場所も限られていますのでレアです。
ぜひ探してみてください。